南西より
周囲を畑に囲まれた、とてものどかで交通量も少なく保育園の建設には非常に恵まれた場所でした。
建物は軒の深い切妻大屋根で現代風民家をイメージ、 周囲の景観に溶け込み穏やかに佇む様心掛けました。杉の外壁・軒裏、内部ではあらわし仕上としたダイナミックな柱と梁、無垢フローリングや腰壁、オリジナルデザインの建具や家具など内外部共に出来得る限り天然素材を使い、木のぬくもりを子どもたちが肌で感じながら育める園舎としました。
また深い軒の出や庇、その他通風・断熱を工夫することでエアコンの使用を最低限にし電力を大幅にダウン。削減できた設備コストで次世代ソーラーシステムである「そよ風」を4基導入しました。(ソーラーシステムの説明はこちらのblogから) このシステムにより自然エネルギーを効率よく活用し、環境に負担をかけずによりよい温熱環境を産み出し、新鮮な空気を建物全体に行渡らせ冬は暖かく夏は涼しい、そして何よりも人に優しい環境を実現しました。
園舎の中を裸足で駆け回る子どもたちの笑顔は何よりも嬉しいものです。