山梨市南部の静かな住宅地に建てた三世代同居(予定)の大きな家です。
クライアントのT君は、私の高校の後輩であり、また建設会社勤務の一級建築士取得者でもあります。
当事務所の仕事内容も理解された上での依頼でしたので間取り、空間構成、構造、仕上げ材選定と打ち合わせをスムーズに進めることができました。
また施工は、ご自分の会社が担当されましたが当事務所が依頼している職人さん達数名も参加させていただきました。
広く、高いワンルーム構成と広いロフトをつくる事から以前に木造の保育園舎で採用した大断面集成材工法KES工法を今回も採用しました。
この工法は、重量鉄骨造に比べローコストでありながら同等の強度がもてるすぐれたものでもあります。
1階は広い玄関と、広L.D.Kを中心にひと廻りできる間取り、2階は階段の途中から世代別にアプローチでき広いロフトが個室をつなぐようになっております。
ウォルナット材の階段や化粧梁、様々な仕掛と工夫をこらした家具、三ヶ所につくった坪庭、太陽エネルギーと空気を利用したパッシブソーラーシステム「そよかぜ」と家族とゆったりくつろげる家になりました。