山梨市北部旧牧丘隼地区に建つ私の自邸です。
この場所は、裏山をせおい、道向こうには笛吹川が流れ、南側には天気が良ければ富士山も眺められます。
春から夏にかけては、朝、小鳥のさえずりが目覚ましがわりになる、私にとっては絶好のロケーションです。子供達3人が巣立ち夫婦二人の生活のため終の棲家となる家です。
外観は廻りの風景をみださず、背後にせまる裏山によりそうように建物の高さをおさえシンプルな切妻の大屋根、外壁は庭に面した南側を素地の杉板、他はツヤ消し黒のガルバリウム鋼材で仕上げてあります。
1階はほぼワンルーム形式で広いLDK1部屋といった所でしょうか。
2階は、寝室と客間の2部屋と広めのベランダがあります。
居心地のいい、私の居場所をいくつか作ってあります。普段は夫婦二人で庭や風景を楽しみながら食事ができる丸テーブルと座面の大きな、低いイスの場所
子供達が帰ってきたり友達達を招いた時につかう大テーブルとバラバラな6脚イス
高さ2M30cm幅2M70cmの大型製ガラス戸の前においた、ゆったりと座って庭をながめながらコーヒーが飲めるイージーチェアーの場所。
玄関と一体になってつくった土間のこもれる読書部屋と足をなげだしてゆったりと本の読めるソファの場所。
ここには薪ストーブがあり冬場は火をおこし火の加減を見ているのが楽しみになっています。
この文章を書いている時点で住みだしから2年程経過しました。
これからもおりにふれ少しづつ時間をかけて自分好みにしつらえ、より居心地の良い小宇宙に仕立て上げ、そこで悠々自適の生活を営みたいと思っています。
私にとって「すまい」は
あくまでも自然体で、気楽で、どこにいても伸び伸びと居心地よく過ごせる場所でありたいと思います。